うーん、作画レベルがいまいち不安定だなぁ…良い時は非常に高いクオリティなんだけど。今回の作画が底である事を祈ります。
  今週は第5話、伍長は最初から最後まで入院してます。
   今回の主役、原作ファンの間からは尿瓶看護婦と呼ばれ伍長の宿敵ともいわれるロゼッタさん。(アニメ化にあたり名前が付きました)今回に関して言えば少尉よりもはるかに目立ってました。欲を言えば今回のラストは原作通り尿瓶を割ったおかげで2針縫って再入院…までやってもらいたかったですが。 今回は1~4話の流れと比べてみて比較的軽いエピソード(というかぶっちゃけ下ネタ)が多い回でしたが、まぁこんなのもアリだと思います。原作でもそうですし…
  今回の気の毒な人、(元)鞄職人のワンツさん。不況→リストラのコンボは現代日本に通じるものがあり、なんとなく身につまされます。にしても勤続20年で退職金が鞄1個ってのはなんとも…現代日本だったら裁判ものですな。
   「ずっと不安だった… ランタン点けてりゃ殺しまくりで… ランタン無しじゃ何もできない… 俺みたいな人を殺すしかできない奴が3課でやっていけるのかって… ちゃんと馴染めてるのかって… でも、今日ちょっと自信がついた…ワンツさんが准尉達の事を俺の同僚って見てくれた… だから、その人にこんな間違った終わり方されるの、嫌だ!」 戦車の前では鬼神の如き働きをする伍長も一般社会の中ではこんな苦悩を抱えている…これは誰にでもある事ではないでしょうか。少なくともこのシーンに於いて伍長は901ATTでも命を無視された兵隊でもなく、ただの人間として描かれていたと思います。
   今回いまいち出番のなかった少尉ですが、決める所は決めてくれます。しかし今回の少尉、なんとなくツンデレ風味でしたね。
正直作画は微妙でしたが話としては笑いあり、ほろりとさせるいい話ありと十分満足いく内容でした。ただ、この1~5話は原作とほぼ内容が一緒なんですよね。アニメ版としては次週の初オリジナル回(とはいえ原作エピソードも使ってるっぽい)である第6話がこの作品の今後を占う重要なポイントになるんじゃないかと思います。
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テーマ:パンプキン・シザーズ - ジャンル:アニメ・コミック
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