前回のレビューの後、原作残り3冊を購入してすべて読了しました。いやこれ、原作も面白いわ。
さて第3話、今回は少尉が主役です。
 
とりあえずはじめに感じたのは作画レベルの低下…いくらなんでも作画崩壊と言う程崩れてる訳ではありませんでしたが流石に1・2話のレベルには届いてないような気が。まぁ次回予告を見る限りではまた作画レベルは回復している様なのでこのまま崩れっぱなしではなさそうですが。
話の方ですが民を助けると誓った人間が普段飢えなどとは無縁の位置にいる矛盾ってヤツに少尉が悩みます。これに対する少尉の最初の答えが民の位置まで降りてくる事。作中では家から歩いて軍まで行ったり断食をしたりしてましたが少尉らしいと言ったらなんかアレなんですがまことにストレートかつ判りやすい事で… この行動が良い事なのか悪い事なのか、なんてのは様々な意見があるでしょうし世の作品の中にはこれを是とするものも多々ありますが、この『パンプキン・シザーズ』においてはこれを是とはしてないようです。それどころかこのような行動を青臭い奇麗事、単なる自己満足と斬って捨ててるような気が…(あくまでも管理人の私見です) 実際、歩いて軍まで行った結果遅刻するは断食したあげく腹を空かせてぶっ倒れるわトンネル工事の依頼に行った先で渋る住民相手に一緒に働くと提案しても「話にならん」と一蹴されるわ…少なくともこの作品では少尉の採った行動は間違ってるように見受けられます。 そしてその後の伍長との会話で戦災を病気、民を患者、3課を医者に見立てての「患者は痛みや苦しみを判って欲しい訳じゃない、医者と仲良くなりたい訳でもない…ただ、救って欲しい。…それだけです。」という伍長のセリフがこの作品での少尉(並びに3課)の進むべき道を示しているように思います。 患者(民)を救う為ならなんでも利用する。それこそ自分の地位だろうが皇帝のお墨付きだろうが…(とりあえず真っ先に使われるのは3課の連中でしょうが)このような考えがベストなのかは管理人は判りませんが少なくともベターなのではないのでしょうか。事実、住民達はこの少尉の気迫の篭った説得の応じてくれた訳ですし。
今回もストーリー自体は原作1話分約60ページを若干足したり引いたりしながらもきっちりかつテンポよく纏めてあります。これで1・2話レベルの作画で安定してくれたら傑作になると思うのですが、どうなるんでしょうね。 とりあえずカテゴリをアニメからパンプキン・シザーズ単品に分離して最後まで付き合って行こうと思います。GONZOクオリティーの発動だけは勘弁してもらいたいものですが…
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テーマ:パンプキン・シザーズ - ジャンル:アニメ・コミック
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